珪藻土 【けいそうど】
珪藻土とは、化石となった「珪藻」が長い年月をかけて海底や湖底に堆積してできた粘土状の泥土のこと。珪藻とは単細胞のプランクトンで、その名の通り、藻類の一種です。
珪藻の「珪」とは珪酸、ガラス質のこと。珪藻は植物性プランクトンですが、身体が美しい模様の孔を持つ珪酸質のガラスの殻に被われています。そして、このミクロの穴が無数にあいたガラス質の殻によって、「耐火性」「通気性」「放吸湿性」「消臭性」などの珪藻土特有の性質が生まれるのです。
こういった性質を利用して、珪藻土は古くは七輪コンロや耐火断熱レンガの原料として、近年では、ろ過剤や吸着・脱臭剤、保温材などとしても幅広く利用されています。珪藻土を壁材として利用した場合は、室内の悪臭成分を吸着し、放吸湿性によって湿度を60%前後に調整してくれると言われています。これにより、結露が発生しにくくなり、カビなどの繁殖が抑えられ、快適な空間を維持しやすくなるのです。
