グループインタビュー

グループインタビューとは、研究員の方に集まっていただき、研究テーマについてお話をお聞きすることです。
自分では気づきにくい深層心理にある思いをインタビュアーが引き出していきます。
また、アンケートでは表現しにくい微妙なニュアンスも、実際に会って話すことでしっかりと伝えることができます。
社外研では、たいへん人気のある研究方法です。

【研究事例:かけたよチャイム】

ピカッとLED

設置イメージ

設置イメージ

鍵をかけて外出した後、「鍵かけたかしら」と心配になるのは私だけ?
という疑問から開発案が出された「かけたよチャイム」。
施錠したことを印象づけて、外出先での不要な心配をなくそうという商品です。
しかし、社内会議で案が出た時は「そんなのいらないよ」「鍵かけたかなんて心配しないよ」という声が多数ありました。
そこで生活者のニーズを確認するために、グループインタビュー(座談会)形式で意識調査を実施しました。

グループインタビュー(座談会)の様子

実はこの商品、発案当初は「しゃべるドアロボット」という名前でした。
「鍵をしめたよ」「鍵を開けたよ」という言葉を発することで、いつもは無意識にしている施錠や解錠を意識させるという機能を持ったロボットというコンセプトです。
インタビューでは、試作品を動かしながら参加者の自由な意見をお聞きしました。
座談会風景
座談会風景
研究員A : 出先で鍵をかけたかどうか心配になり、2時間かけて自宅まで戻ったことがあるんです。
研究員B : 子供達には家に入ったら鍵をかけるように言うんですが、忘れて開けっぱなしになってることが多いです。
研究員C : 近所に空き巣が入ったので、いつも鍵がかかってないと不安です。
など、鍵をかけたかどうかについて、かなり心配しているという様子が浮かび上がってきました。
また、実際の模型を見ながら、「声で呼びかけるなら声優さんを使って欲しい」「あんまり大きな声だと目立ってしまう」「子供も楽しく操作してくれるといい」など、参加者自身の生活に照らし合わせた意見が次々と出て、楽しく有意義な2時間でした。
こういった意見を取り込んで生まれたのが「かけたよチャイム」。
当初想定していた「声」での呼びかけではなく、「メロディー」での確認に変更しています。
鍵を開けると勇ましい「トルコ行進曲」。鍵を閉めるとなんとも気の抜けたメロディ・・・。
鍵を開け閉めしたことが印象に残るようなメロディが採用されました。

【このインタビューでの調査】

1.鍵を閉め忘れたかどうか心配になっている人がいるかどうか(ニーズ調査)
2.自宅で実際に使う時にはどのような機能が求められているか

※「かけたよチャイム」は機能と楽しさの面から注目を浴び、NHK「おはよう日本」でも紹介されました。