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ゴムホースはまるでバームクーヘン!?

 

今回は、ゴムの特徴を知る上で知っておきたいワード「硬度」「耐熱性」「耐候性」「色移行」についてお話しします。

・硬度

硬度は「50°」「65°」「90°」など数字で表します。JIS規格で決められたゴム硬度計で測ったものになります。ゴムでは数字が大きくなるほど硬度が増します。

 

・耐熱性

耐熱性は、ゴムがどの程度の温度に耐えられるかどうかを測る指標です。硬さ変化・引張強さ変化率・伸び変化率を「+5」「-10」などの数字で表します。たとえば70℃の温度で70時間など一定条件のもと、それぞれの変化や変化率を測ったものです。

 

・耐候性

耐候性は、屋外での使用に耐えられるかどうかを測る指標です。耐オゾン性のテストを行い、割れなどが発生しないかチェックします。耐候性にもっともすぐれているのは「EPDM(エチレンプロピレンゴム)系ゴム板」です。

 

・色移行

ゴム製品を長時間使用すると、接触していた物や場所に色移りすることがあります。これはゴム製品を作るときに使用する添加物(老化防止剤・加硫促進剤など)が影響しています。そのため、老化防止剤を使用しない「EPDM系ゴム板」「環境配慮型ゴム板」は、色移行が比較的少なくなっています。

 

 

これもゴム製品だった!

特殊なゴム「ウレタンゴム」「シリコーンゴム」「フッ素ゴム」について

 

・ウレタンゴム板

ウレタン樹脂を使ったゴムを「ウレタンゴム板」といいます。工場で使うローラーや耐圧用パッキンなどに使用されます。反発弾性がよく、耐摩耗性・耐油性・耐候性に優れた材質です。

 

・シリコーンゴム板

電気機器や調理器具などに使用されています。食品用のパッキンなどにもよく使われます。基本的には乳白色・半透明なので色違いのものも作りやすいという特徴があります。耐熱性・耐寒性・絶縁性に優れた材質です。

 

・フッ素ゴム板

他の合成ゴムよりも高機能な性質を有するゴムです。自動車や船舶・航空機などでも使用されています。耐熱性・高温での耐油性・耐薬品性に優れた材質です。

 

ゴムについてより詳しくわかってきたところで、さらに製造方法について勉強してきました! 前回は「ゴム板」の作り方でしたが、今回は「ゴムホース」の作り方です。女性スタッフから「バームクーヘンみたい!?」との声があがった、ゴムホースの作り方をご紹介しましょう。

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ホースの役目によって名称が変わる!

 

ホースには、「押し出す」または「吸い上げる」という、どちらかの役目があります。一般的な「押し出す」役目のものを“ホース”と呼び、「吸い上げる」役目のものを“サクションホース”と呼びます。押し出すのと吸い上げるので圧のかかり方が違い、補強の際に使う材料が異なります。ホースは補強に布を使い、サクションホースは布とワイヤーを使います。

このほかに連結金具を取り付けるのにバンドなどを使わない、連結金具をホース自体にくっつけた“バンドレスホース”もあります。

 

コラム:庭で使うホースはゴムホース?

庭の水撒きに使うホースのことを、「ゴムホース」と呼んでいませんか? いいものマガジンのスタッフもそう思い込んでいたのですが、間違いでした。庭の水撒きに使っているのは「ビニールホース」です。水を通すだけですからゴムのように強力でなくてもいいし、ビニールに比べて重いのでゴムは適していないようです。

 

コラム:突然スニーカーが壊れた!これはウレタンゴムの仕業だった

    ~理由は加水分解!?

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スニーカーを久しぶりに靴箱からだしたら、「底の部分が壊れていた」という経験をしたことはありませんか? 実はこれスニーカーの靴底に使われている「ウレタンゴム」の仕業で、“加水分解”が起こったためだったんです。

ウレタンゴムは、反発弾性がよいことから靴底に使われることが多いのですが、水分に弱いという性質があります。ウレタンを構成するポリエーテル(エステル)と水(湿気)などが反応し、ポリエーテルがウレタンの表面に出てくることによりベタつきや割れが発生するのです。この現象を“加水分解”といいます。

加水分解からスニーカーを完全に守るというのは難しいのですが、「汚れがついたらすぐに落とす」「雨などで濡れたらすぐに乾かす」などを心がけることで、寿命を延ばすことはできます。大切なスニーカーは特にお手入れに気を配ってくださいね。

 

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